バックナンバー: 2011年04月
2011.04.21
二代目ミントくん、元気です。
二代目ミントくん(じっさいにはミントじゃないです^^)とは、
昨年6月に購入した鉢植えです。
玄関に飾って、なにものかによって茎からポッキリ折られてしまった。
それが、「エリクサー水だけ」で生き続けています。
このとおり。
茎からひげ根が出ていますが、もとは完全に折れていました。
(ミントくんご存知ないかた、下記をご覧ください)
↓↓↓↓
https://bit.ly/dTuFtp
この冬は玄関で過ごしました。
ここは知床ですから、ときには室温も氷点下ちかくになります。
ネコたちが、水を飲んでしまいからっぽになったり。
カップごとひっくり返っていることもありました。
この状態で、もう10ヶ月を超えています。
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くどいようですが、「元は鉢植え」です。
途中で完全に折れた茎を、エリクサー水に浸しただけです。
(液体肥料などもいっさいやってません)
さて、二代目ミントくんの水を飲んでしまう犯人にベビー誕生。
多すぎます......
2011.04.08
エリクサーで放射性物質がとれますか?
エリクサーII開発者であるまほろば宮下氏からのメッセージです。
『まほろばだより』 (2011年4月1日)より転載
今、まほろばの浄活水器『エリクサー』に関する問い合わせが全国から殺到しています。
まほろばは、メーカーとして、この問いに誠実に責任を持って答えねばなりません。
もともと、エリクサーは、有害物質の除去目的には造られてはおりますが、非常時の放射能除去のために製造された機器ではありません。
ために、放射性物質の除去テストを放射能被爆環境を設定することは極めて危険であり、困難を伴うもので、世界的にも前例のないことです。
何処にも受け付けてもらえない放射性物質検査
この度の大震災に際し、放射性物質被災地で、エリクサーを所有されておられる方にお願いし、使用前使用後の取水をして頂きました。しかし、 (財)日本食品分析センターや、(財)日本分析センターなど、放射性去機能の実験分析を依頼してみましたが、何処も放射性物質被災地が優先で、しかも官による分析も十全に処理できない状態で、企業や一般の依頼は、今の時点では受付中止ということでした。更に、福島県の水道課や、農水省消費安全技術課、千葉県農協、経産省原子力安全・保安院など、考えられる限りのありとあらゆる所に電話依頼してみましたが、何処も断られてしまいました。
活性炭とゼオライトの除去効果
以上のような事で、まほろば独自で、別の角度から調べていると、チェルノブイリ事故における環境対策の中に、大変参考になる報告資料を見つけました。
「原子力システム研究懇話会」の村主進氏は、旧ソビエトが採った対策とその結果についてまとめた「チェルノブイリ事故における環境対応策とその修復」と題した論文の中で、≪水供給系および浄水設備の対策≫として、以下のように報告されています。
ドニエプル浄水場は活性炭素とゼオライトをフィルター系に取り付けた
活性炭は131I(ヨウ素)および106Ru(ルテニウム)を、ゼオライトは137Cs(セシウム)、134Csおよび90Sr(ストロンチウム)の除去に効果があった。
また、活性炭は、原発と関わりが深く、原子炉の中の制御棒や、防護マスクの吸込み口などに使用されておりますし、またチェルノブイリ原発事故においては、上空から散布されました。
放射性ヨウ素について
一般的に、浄水器の活性炭試験においてヨウ素試験があります。除去機能性の有無を問うもので、吸着能力が高い物が採用されます。ヨウ素試薬がいかに吸着できるかという能力が全体評価にもなるほど重要な試験です。
今、問題になっている放射性ヨウ素131も、理論上除去出来ると予測されます。ここで、何故理論上かというと、知見(経験則)はあるが、データがないということです。
それは、放射線照射の危険環境を作れないこと。現在、完璧に防御出来る防護服がなく、各素材が扱えないことによります。
ために、メーカーや厚生省さえ発表出来るのは、あくまでも理論上の推論になります。
実際、厚生省も同様に、知見はあるがデータがないとしています。
浄水場も活性炭を使用している為、活性炭使用の浄水器と同原理で、同じ結果となります。しかし、浄水場では100%ヨウ素が除去できない為に、さらに家庭用浄水器が必要となるのです。
放射性セシウムについて
放射性セシウム137については、アルカリ金属イオンなので、活性炭吸着は出来ません。
しかし、活性炭の中でも物理吸着(引っかかって取れる)で、放射性降下物質(塵やほこりが放射性物質にくっついた物)が、取れることが予測されます。
エリクサーも使っている活性炭とゼオライト
エリクサーの搭載物中、活性炭の占める割合はかなりの量目になります。
これはエリクサー開発中、「産業技術総合研究所」(AIST)において、活性炭における最先端の情報技術を学ばせて戴いたことによります。
エリクサーには、6種類の活性炭を搭載しており、ピートモス、リグナイト、石炭、椰子ガラ2種類、そして、ゼオライトを素材とした鉛除去用活性炭を使用しています。
これはキレート加工された最新特殊活性炭でオン交換機能を有し、アルミ、鉄、鉛、水銀、砒素などの通常の活性炭では取り除くのが難しい重金属を確実に捉えます。
活性炭として、ほぼ800g以上、さらに長炭や、麦飯石、竹炭、まほろば等のセラミックを加えると1kg以上の量目を充填しています。
それは、有害物質の粒子の径がそれぞれ異なるため、広範囲に除去するためには、多種多様な活性炭を必要とするからです。
ある穴が広い活性炭は、臭いやトリハロメタンなど分子が大きい物を捉えて逆流洗浄に向き、ある活炭は、塩素や有機化合物を吸着する粒子の穴が小さいものが最適だからです。
このように様々な多孔質の活性炭によって多くの有害物質を捉えようとしています。
ケイ素を主体とした管内構成
浄水能力の高い活性炭の質と粒子の径を選び、さらに、浄水能力が最大になるように、配合バランスを設計するところまで、すべて0-1テストで設計しています。
その他、濾材として、ゼオライトの主成分であるケイ素(Si)を主体とした麦飯石、千枚岩、医王石、焼山石、椴戸石、橄欖石、珊瑚、シリカブラック、シラスサンドなどの鉱物や20種類もの宝石も入っており、44種類もの濾過材が入っています。
さらに、まほろばセラミックにも、ゼオライトやケイ素類の鉱物粉末が原材料として多種多量に練りこまれています。
逆流洗浄の効用
仮に、放射能物質を取り得たとしても、管体内にそれを取り込み続ければ濃度を高くして行きます。
それを排出する処理法がなければ、反って危険な器具になりかねません。
エリクサーが採用している逆流洗浄方式【バックウオッシングシステム】は、頻繁に管体内をお湯洗浄することで、有害物質を溜め込むことなく外に排出し、初期能力を保持することを可能にします。
お湯も汚染されていますが、濃度をより薄くすることが考えられます。
ただし、放射能に関しては実験データーが無いため、現状では、あくまで予測の範囲に止まります。
また、ヨウ素131は揮発性が強く、お湯や蒸気に含まれている可能性があるので注意が必要です。そばを離れ、直接、排水孔に差し込んでください。
尚、最悪のケースを想定し、放射性物質の発生が落ち着いた時点で本体の内部交換(税込費用115,290円)をお薦めする場合がございます。
終わりに
以上、最悪の試験状況を作り出すことが不可能で、世界各国においても、数値で評価することが出来ないのが現状です。
ましてや、今回の突発的事故における、急変する外的条件に即応して、いかに除去出来るか明言できることは不可能であることをご理解ください。
これらのことは、あくまでも予測上であり、対応出来ない、効果が期待できない可能性もあります。
継続してまほろばでは検査機関での分析依頼をして参ります。
なお、乳児・妊娠授乳中の方に対しては万全を期して、安全なペットボトルの水の飲用をお勧めします。