2006年11月03日
今年のデキはピカイチ!
知床三佐ヱ門本舗、スタッフの丸山です。
高田屋嘉兵衛(たかたやかへい) という人物を
ご存知ですか?
江戸時代の後期に、
北の海を舞台に、大活躍した商人です。
ロシアとの国境紛争を
たったひとりで解決したという、偉業も成し遂げた、
日本の歴史、北海道の歴史、
そしてもちろん、漁業の歴史に、欠かせない偉人でもあります。
司馬遼太郎の長編小説
「菜の花の沖」の主人公にもなっていますね。
この小説は、2000年にNHKで、
竹中直人主演の連続ドラマにもなったので、
記憶にあるかたも、いらっしゃるかもしれません。
高田屋嘉兵衛の仕事。
それは、瀬戸内から大量の塩を運ぶことでした。
いったい、何のために??
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▼▼▼ 本日のいちおし ▼▼▼
昔ながらの製法にこだわった結晶がここに
https://www.siretoko.com/aramaki.htm
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高田屋嘉兵衛が運んだ、大量の塩。
それは、この鮭のためでした。
江戸時代から変わらない製法が、ここにあります。
● 鮭山漬 番屋造り
https://www.siretoko.com/aramaki.htm
寒~い季節がやってくると、
気になるのが、「鮭山漬」の仕上がり具合。
店主よんざえもんのレポートによると・・・
『 ことしの山漬け、
毎日仕上がり具合を食べていますが。
たいへん良い出来です!!! 』
ここ数年、気候の温暖化もあり、
自然の寒さが重要な、山漬製造に四苦八苦してきました。
昔ながらの製法は変えずに、
どうやって美味しく仕上げるか、
そのための、地道な努力が、
少しずつですけれど、確実に実っているようです。
● そして仕上がった 鮭山漬 番屋造り
https://www.siretoko.com/aramaki.htm
昔ながらの製法には、
古人の知恵が、生きています。
いったい、なにが違うの?
それは、「塩」と「熟成」。
そして何より「人の手」です。
大量の塩と、鮭を、
交互に高く積み上げるために、「山漬」と呼ばれるこの製法。
大量の塩がする仕事は、保存だけではありません。
身のたんぱく質を、
うまみ成分であるアミノ酸に変化させます。
変化のためには、長期間の熟成が必要。
・20日以上の冷蔵塩漬
・4日以上の常温熟成
・2日以上氷点下の外気で乾燥
を経て、しっかり熟成させます。
繰り返される積み返し、
そして一尾ずつ、つるし干し、深夜の寒干し。
これを実現させるためには、
かなりの手間がかかってしまいます。
この手間のために、失われつつある製法なのです。
しかし、手間を惜しんではいけないのです。
● 手間の先にあるもの 鮭山漬 番屋造り
https://www.siretoko.com/aramaki.htm
本当の新巻鮭を知っていますか?
古来からの製法を、しっかり守って受け継ぐ味。
これが、本物なのです。
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歴史ある製法でつくられた新巻鮭
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【 鮭山漬 番屋造り 】
https://www.siretoko.com/aramaki.htm
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そのまま焼いて召し上がれますが、
塩辛い、と感じたときには、塩抜きしてください。
《塩抜き方法》
切り身にした「山漬」を
2%の塩水(水1リッターに対し塩20g)に漬けて
冷蔵庫で1~3日寝かせます。
「鮭山漬」に興味はあるけれど、一尾はちょっと・・・
少しだけ、ちょっと味見してみたい。
お手がるに召し上がりたい方にぴったり。
切り身もございます。
● 鮭山漬 切り身
https://www.siretoko.com/yamazuke.htm
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【 めぢか鮭 半身ブロック 】
https://www.siretoko.com/medika-block.htm
千に一尾の貴重な鮭を、さばいてお届けします。
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<編集後記>
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季節のかわりめを感じるのが、
いつもホームセンターの特設コーナー、というのは、
ちょっとさみしいですが(-_-;)
キラキラ輝くイルミネーション、
大きなツリーにたくさんの飾りが準備されていました。
クリスマスケーキや、
お正月のおせち料理の予約も、はじまり、
年末が急ぎ足で近づいてきています。
例年よりも、気温が高めになるというこの冬。
肌で冬の訪れを感じるには、
もう少し時間がかかりそうですね。
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