2007年04月21日
隠された秘密あり。それが熟成
ご家庭に届くころが、ちょうど食べごろです♪
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1.え? 2時間以上も??
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そう、2時間以上も、なのです。
蒙古塩をはじめとする天然の調味料を、
じっくりと手作業で、もみこみます。
★手もみ鱈子(たらこ)
https://www.siretoko.com/tarako.htm
本年度産の出荷がはじまっています!
この「たらこ」の漬け込み。
味をしみこませる、大切な作業なのですが、
一般的には、器械が使われているってご存知ですか?
それだけ、たいへんな作業ということなのですが、
知床三佐ヱ門本舗は、これをすべて人間の手で、
ひとつひとつ、ていねいにおこなっています。
もみこむ時間は、ひとはら2時間以上。
手で、つつみこむように、
やさしくやさしく・・・なでるのです。
知床羅臼産の前浜でとれた、貴重なスケソウダラの原卵。
「たらこ」をきれいに見せるために使われる、
着色料や発色剤は、いっさい使用していません。
見た目よりも、味を重視します。
もちろん、調味料も完全な無添加。
蒙古塩、甜菜糖、日本酒(自然酒)、
本醸造みりん(三河みりん)を使用しました。
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● やさしくもみこむ 手のぬくもり
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┃ 『手もみ鱈子(たらこ)』
┃ https://www.siretoko.com/tarako.htm
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「たらこ」の種類は、この2つ。
・成熟前の「真子」(まこ)
・成熟の始まった「特目付」(とくめつけ)
ひと腹は、かなりの大きさです。
実際に手もみしている写真をみていただくとわかるのですが、
おとなの手のひらから、あふれるほどのサイズです。
https://www.siretoko.com/tarako.htm
大きなたらこの、
小さなひとつぶひとつぶ、すべてが美味しい。
これが本当の「たらこ」だと知ってしまったら、
もう、ほかは食べられません・・・
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2.え? 20日以上も??
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そう、20日以上も、なのです。
むしろに大量の塩と鮭、
手作業でなんども上下を入れかえ、熟成される期間です。
★鮭山漬 番屋造り 切り身
https://www.siretoko.com/yamazuke.htm
この「鮭山漬」に欠かせないのは、
塩による熟成、そして人の手です。
本来、塩の仕事は、保存でした。
でも効果は、保存だけではなかったのです。
大量に使われる塩が、
鮭の身のたんぱく質を、うまみ成分であるアミノ酸に
『変化』させるのです。
この変化に不可欠なのが、長期間の熟成。
とくに辛口は、
・20日以上の冷蔵塩漬
・4日以上の常温熟成
・2日以上氷点下の外気で乾燥
これらを経て、しっかりと熟成させています。
その作業は、繰り返される積み返し、
そして一尾ずつ、つるし干し、深夜の寒干し。
実現のためには、
かなりの手間がかかってしまいます。
でも、知床三佐ヱ門本舗はやりました。
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● ほんとうの新巻鮭
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┃ 『鮭山漬 番屋造り 切り身』
┃ https://www.siretoko.com/yamazuke.htm
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味は、辛口、甘口、標準の3種類。
辛口は、長期熟成させていますが、
そのぶん、塩分が非常につよくなっています。
すこしずつ召し上がる、お茶漬けにする、
塩抜きするなど、調整してお召し上がりくださいませ。
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<編集後記>
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「手もみたらこ」は、
2時間以上もモミモミモミ・・・・
こんなに長時間、同じ作業をするって、たいへんなことです!
たとえていうならば、
2時間以上パソコンのキーボードを打ち続ける、とか??
考えただけで、指がつりました・・・
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