2009年11月11日
「知床旅情」のはかりしれない影響力
こんにちは、よんざえもんです。
この歌、じっさいには羅臼をうたっていることは、数年前このメールニュ
ースに書いたことがあります。
もともとは、
「 サ ラ バ 羅 臼 」
というのがタイトルで、3番の歌詞は「...らうすの村にも」でした。
いまは、「...しれとこの村にも」と変えられています。
そう、森繁久彌がつくった「 知 床 旅 情 」ですね。
映画「地の涯に生きるもの」の長期ロケが終了し、羅臼をはなれるときに
町民とともに唄い、わかれを惜しんだものです。
そのときの写真もあります。( 草笛光子さん若いですね~ )
じつは、この知床旅情のおなじメロディの別歌があるのです。
「 オ ホ - ツ ク の 舟 唄 」
(合唱)
オオシコイ オオシコイ オオシコイ
オオシコイ オオシコイ オオシコイ
(合唱)
やれ巻けオオシコイそれ巻けオオシコイ
ヤレコレどっこいさのオオシコイ
オホ-ツクの海原 ただ白く凍て果て
生命あるものは 暗い雪の下
春を待つこころ ペチカに燃やそ
哀れ東にオ-ロラ哀し
(羅臼町郷土資料室・知床倶楽部)
いかにも「舟歌」といったつくりですね。でも歌詞は、やはり森繁調にな
っています。森繁さん本人の作かどうかははっきりしていませんが。
ここからが本題です。
この「オーロラ」という歌詞に注目してください。元祖「知床旅情」にも
「 白 夜 は 明 け る 」
というフレーズが出てきますね。
さて、前回のこのメールニュース覚えていらっしゃいますか?
あの、カール・セーガン博士が書いた「コンタクト」で、知床は北欧のよ
うな「フィヨルド」「白夜」の世界に描かれていました。
そこで、あくまでも私見なのですが、つぎのような大胆な仮説が成り立つ
ことに気づいたのです。
本日ここに、全世界に向けて発表します。
カール・セーガンは「知床旅情」のファンであった。
(この文章は2004年にメールニュースに書いたものです)
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