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2006年09月29日
鮭児の産地によるちがいは?
お客さまからケイジの産地によるちがいについてご質問がありました。
始めまして、三浦と申します。 鮭児についてお伺いします。 「鮭児とは北海道知床沖で獲れる鮭のこと」 知床沖ということで、羅臼産と斜里産の大きな違いを教えてください。 厳密な管理の違いでしょうか? それとも品質にも大きな違いがあるのでしょうか?(以下略)
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お問い合わせいただきました。ありがとうございます。
ケイジはロシアのアムール川(流氷の発生源)に回帰するものと言われています。
(ケイジとは https://www.siretoko.com/infokeiji.htm)
ですから羅臼産でも斜里産でも、おなじ群れと言えます。
ちがいは、管理面だと思います。
生産者が確認 ~ 漁協市場職員が確認 ~ 仲買人が確認
したものを、
羅臼漁組で管理ナンバー付き証明書発行 ~ タグ付け しています。
セリのさいに、まぎらわしいもの(ニセケイジ)は双方立ち会い のうえで腹を裂きます。
もちろん、おなじ羅臼産のケイジでも味の差異はあります。
わたしはいちどに型のちがう3尾を試食したのですが、かなりはっきりしたちがいがありました。
ただし、いちばん評価の低いそれでも通常の鮭と比べ数倍の脂の りがあり、美味なケイジといえるものでした。
以上どうぞよろしくお願い申し上げます。