2012年08月14日
江戸時代と変わらぬ製法の新巻鮭
昔ながらの新巻鮭。
18世紀末、江戸時代中期にあの高田屋嘉兵衛が、国後・択捉の航路を拓きました。
赤穂から積んできたのは、「塩」
クナシリ・メナシ(知床)から運んで行ったのは、「鮭」
当時と変わらぬ製法です。
2012年の「仮予約」が始まっています。
「鮭の山漬・番屋造り」
https://www.siretoko.com/reserve-aramaki.htm
あとから数量を減らすことや、すべてキャンセルもご自由です。
(仮予約いただいた数量を仕込むので、あとから増やすことはむずかしいのです)
わぁ、もうそんな季節なんだ!
子供の頃(昭和40年代)に食べた荒巻鮭、めちゃくちゃ塩辛かったけど、今市販されている塩鮭よりずっと美味しかった。
記憶の美化かなぁと思ってたけど、この山漬の説明読んで納得。実際に食べてみたら塩辛さもだけど美味しさも記憶通り。めちゃくちゃ美味しい。
もちろん長期保存可能なくらい水分抜けるから、単純に旨さも濃縮されているのも事実だろうけど、長期漬け込むことによる熟成、美味しさの成分であるアミノ酸が桁違いに増えてるんだって。
実はうちって子供の頃から新巻鮭って滅多に買わなくて、あのサイズ1尾も平気かなぁ、まぁ本来の保存食作りなんだから冷蔵庫なら1ヶ月くらい持つだろうとか思ってたのだけど…
とりあえず届き次第、包丁入れる前にウロコ全部丁寧に落としてね。
まぁ伊達政宗じゃぁ無いけど、鮭の皮って昔から大好きなんで。
でも切り身のウロコ落とすのって至難の業でしょ。
昔は切り身の鮭って、ウロコ落としてから切り身にしてあったから食べやすかったんだけど、最近は皮は鰤の皮みたいに捨てちゃう人が多いからか、鮭の切り身に関してはウロコついたままがほとんど。これちょっと悲しいんだけどね。
その後、羅臼で買ってきた愛用のマキリ(漁師包丁)で悪戦苦闘しながら切り身に。
さっそく焼いたら、めっちゃ塩辛いけど、それ以上にめっちゃ美味しくて。
半身は家族で食べたのだけど、残りの半分は友達の所に行くときに自慢話で一切れずつ持ってったら、2週間たたずに完食。
もちろん魚介類なら日本のトップブランドの羅臼産ていうのが、まず美味しさの基本だと思うけど(ホッケとか東京の居酒屋だと安くて身離れの良い食べやすい魚と思ってたのが、羅臼産食べたら養殖の鯛や鮪よりずっと美味しくてびっくり)、この山漬けって凄いね。
投稿者: タディ(多田尚弘) | 2012年08月20日 21:08
タディさん、いつもありがとうございます!
我が家でも皮を食べてます。再度焼いてカリカリにすると、どなたでもいけますね。
投稿者: よんざえもん | 2012年08月21日 10:00