よんざえもん与太話(6)
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悪役扱いされるミョウバン(明礬)。 じつは味があるとも、ないとも言われます。 ミョウバンの結晶そのものを口にするとわかります。
(そんな濃いミョウバンをつかうことはありえませんが・・・)
生のうには、そのままではケーキの生クリームのように融けてゆきます。
夏のウニは溶けやすく、たくさん使われているようです。 しかしここ羅臼でのうに漁は、1月から6月なかごろまで。 寒い時期ですから、使用量が少ないのです。
では、なぜ「ミョウバンを使っているウニが苦い」と誤解されるのでしょうか。 それは、ウニが熟してゆくと、苦くなるものがあるのです。 これは生殖巣ですから、筋子・白子なわけですね。 産卵期に近づく=成熟すると苦味が出てくるばあいがあります。 しかし、「苦味が美味」というかたも多いのです。 札幌のとある有名寿司店では「苦味が出てきたら使う」と言っているくらいです。
塩水漬け生うに ※こちらは明礬不使用 |